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No.3559 |
八幡平 | 1613.3m二等三角点峰 | ||||
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山スキー | ||||
はちまんたい | ![]() |
八幡平、茶臼岳 |
■山行期間 | 2004年2月10日〜11日 |
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■コースタイム | 1月10日 福島駅(7:43)=盛岡駅(9:36)=岩手八幡平スキー場(10:45,11:30)=リフト終点(12:00,12:10)→茶臼山荘(13:20)→黒谷地湿原(14:05)→稜雲荘(15:25) 1月11日 稜雲荘(7:00)→八幡平山頂(7:43) →道路・1427m付近(9:30)→道路・蒸けの湯上部(11:10)→秋田八幡平スキー場駐車場(12:15) |
■写真 |
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茶臼山頂へ稜線を歩く | 茶臼山荘で小休止 | 茶臼山荘からの岩手山 |
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遠くに岩木山、八甲田が見える | 茶臼山荘から黒谷地湿原へ | 黒谷地湿原 |
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黒谷地湿原から切り開きを登る | 源太森への登り | 源太森から八幡沼へ出たところ |
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稜雲荘手前の平坦地 | 新築なった稜雲荘(快適な宿) | 後生掛温泉湯治部への入口 |
■行動記録 |
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1月10日 晴れのち吹雪 盛岡駅で都職山の会のメンバーと合流し、岩手八幡平スキー場でジャンボタクシーを降りる。週末は天候が荒れるという予報ははずれ太陽と青空の下に岩手山がはっきり見えていた。天気図から想像すると前線の通過が遅れているのと判断し、早々に準備をしてリフトを3本乗り継ぎ大黒森に向かう。 大黒森でシールを付けて歩き出すが、天気が良いせいか沢山のスノーボーダーのものと思われる足跡があり、それに混じってスキーのトレースがついている。八幡平の縦走組もいるかなと思ったが、茶臼山荘に着くと茶臼岳の斜面に消えていた。茶臼岳からも岩手山、そして黒谷地湿原に向かって降り始めると、岩木山、八甲田山がきれいに見えていた。膝ぐらいの深さの新雪だが少し重い雪をラッセルし、切り開きを降りていくと所々に標識が出てくる。 黒谷地湿原では、木でできた展望台と標識NO194を確認し、小休止とする。源太森へ続く切り開きを登っている頃から天気は急速に崩れはじめ、源太森の山頂から稜雲荘の屋根を確認した時には吹雪の状態になってきた。八幡沼の縁に沿って歩くとNO282の標識がしっかりした足場の上につけられており、これを確認すると稜雲荘はすぐである。 1月11日 吹雪 朝起きると外は吹雪で、視界も10mにも満たない状況である。トップを4人で交代することにし、地図と磁石と高度計で現在地を推測して進む。山頂付近で現在地を判断していたところ、いったん視界が開け15mほど先に山頂の展望台が見える。ここで現在地が確認できたため、磁石で進む方向を確定しラッセルを続ける。視界が利かず上下の斜面も見えないため、部分的に急斜面となっているだけの場所でも、雪面に亀裂が入ったりするとトラバースするのにも雪崩の不安を感じてしまい慎重に行動する。 山頂からは樹林を避けてすすめ少し北に寄ったため、1604mのピークは北側の斜面を巻くように進み、再度磁石で方向を定めて歩くと1427mの手前で道路に出る。そこからは1274mを目指すように進む、通常は標識を確認しながら歩くのだが、ほぼルートどおりに歩いているにもかかわらず、吹雪のせいか標識が見つからない。もっとも稜線に比べればだいぶ視界も利いてきた。しかし、相変わらず風は強く、気温は低いままである。みんなの顔は氷がぶら下がっている状態である。 地図と磁石で現在地を推測するとともに、時折出てくる標識や赤布を確認して歩いていくと道路(蒸ノ湯温泉駐車場へ10分程度のところ)に出る。山毛森への登り返し、秋田八幡平スキー場の上部からスキー場を滑り降りて山行は終了。雪に囲まれた後生掛温泉自炊棟で盛大に反省会を開く。翌日は天候が良くなかったため焼山から玉川温泉へ行く計画は中止となった。(M.K) |
■概念図 |
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