柳津道の駅に前夜泊し、車を琵琶首に置く。道路谷側で1.5m程度の積雪、最初は鹿沢左岸の工事中の林道をたどるが1km弱で終点、急傾斜の切り通しを30m登って枝尾根に出る。
ここからは藪の濃い樹林帯の尾根を登る。一旦鞍部になり林道らしきものを横切ってから、標高1000m付近の林道あたりまでは、やや密度の濃い樹林を登って行く。そこから上は緩斜面のブナの樹林帯となり、視界も広がってくる、ウィルスにやられたものか枝先が瘤状に膨らんでいるブナの大木が多い、一本の大樹に何本もの枝がこぶしを突き出したようにしているのは異様で環境悪化を危惧してしまう。
1476mピークから少し下り、ピークへと続く雪屁の張り出した尾根を進むと、平らで少し広くなった山頂に出る。記念写真を撮って下山とする。
1476mピークまではシールを付けたまま降りる。ここからはブナの林の中の少しザラメ状になった雪の斜面を快適に滑り降りる。林道に出会うまでは往路を下るが、下るにつれて藪がうるさくなったため、後はヤブを避けて沢沿いに下降、雪を拾って何回か沢を渡りながら降りていくと、ビニールハウスが見えてきて、駐車の車にドンピシャ突き当たる。
イヌワシを期待していたが出会えず残念であったが、山頂からの眼下の雪の会津盆地のたたずまいに静謐を覚えた。(M.O)
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