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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3825
大倉山 950.2m三等三角点峰
山行種別 山スキー
だいくらやま 地形図 安座


■山行期間 2006年3月5日
■コースタイム 安座林道除雪終点(9:10)→705m地点(11:40)→大倉山(12:48,13:05)→705m地点(13:20)→安座林道除雪終点(14:00)
■写真
安座林道の除雪終了点に車を
置く
左に採砂場か採石場の跡らし
きものあり
安座川を渡って対岸へ
真新しい取水施設がある スギ林の中の林道を登っていく 尾根に乗るとミズナラ、ブナの林
となる
滑るに快適な斜面が出て来る 飯豊の山々が良く見える 天気も良く、眺めも最高
大倉山の山頂で小休止 雪は重くなってきたが快適な滑
りが楽しめる
下部のスギ林を除けば、林間は
そう狭くない

■行動記録
 大倉山と書いて「だいくらやま」と呼ぶ。会津百名山のひとつに数えられていて、山頂の北側には大倉峠があり、過去には新潟県との交流もあったようだ。地形図には道が記載されているが、登山道は無く藪がかぶさっているとの情報だったので、登頂は諦めていた。最近になって、新潟のYさんのグループがスキーを使って登った記録がHPに掲載され、その気にさせてくれ写真が載っていた。会津の山で山スキーを楽しめる山があると聞いてはじっとしていられなくて、さっそくいつも相棒Iさんと計画してみた。
 福島を出発したのが7時、途中高速で西会津まで行き、国道49号線のセブンイレブンの交差点を左折して、林道の除雪終点についたのは9時前であった。
 昨年に目指岳、竜ガ岳を訪れていたこともあり、安座にすんなりと来ることが出来きた。早速身支度を整え出発することにする。
 最初は平坦な林道歩きだ。左手に採石跡地を確認し、次に雪で覆われた安座川に架かる橋を渡って左岸に渡る。少し先に簡易水道と思われる取水施設があり、上部に林道の路肩がみえる。ここが取り付き点となる。
 体力の無いロートルとリハビリのペアで登り始める。最初は地形図の通りに林道を登ることにする。林道はスギ林の中をジグザグに登って行く。ショートカットして登っても行けるが、体力のない我々はあくまでもマイペース。ゆっくりと登っていく。
 標高500mを過ぎたあたりからから林道が不明瞭になってくる。真っ直ぐ高いところを目指して行けば山頂にたどり着くのだが、右手に尾根があり何となく登っていったら、雪庇のついているやせ尾根に乗ってしまった。左のスギ林を登るか、雪庇の尾根を右に見ながら緩やかに沢状のコースを取るのが正解ようだ。右のピーク寄りにあがってしまったので、コルまで少し下り、再度登りにかかる。
 スギ林を抜けるとミズナラ、ブナの林となり視界も開けてきて、尾根の状態もハッキリしてくる。今日は高気圧に覆われ温度も急上昇、少し動くと汗が噴き出てくる。高度を上げて行くとYさんのHPにあった斜面が目に入ってくる。振り返ると飯豊連峰、吾妻連峰、磐梯山が目に飛び込んでくる。素晴らしい景色である。標高800mを過ぎたあたりからは尾根筋に天然スギが見られるようになる。西会津町に天然スギの自生は聞いたことが無いので、珍しいものを見た思いである。
 山頂も近いなと感じながら進むと小高い広いピークに到着する。これは手前のピークで、三角点を持つ大倉山はもう少し先にある。少し下り最後の緩やかな斜面を登り返すと山頂に着く。春のような陽気と言ってもまだ3月なので三角点は雪の中である。新潟方面は見通しが悪いが北東方面は開けていて、目の前に飯豊連峰を望むことができる。
 シールを外し、ワックスを塗ってから、いよいよ滑降を開始する。雪質はざらめ雪の上に10cm程度のこしまり雪で快適に滑りを楽しむ。大倉山山頂に立てたことに満足して帰路についた。(S.O)

■概念図


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