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No.3862 |
浅草岳 | 1585.5m一等三角点峰 | ||||
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山スキー | ||||
あさくさだけ | ![]() |
守門岳、只見 |
■山行期間 | 2006年5月21日 |
■コースタイム | 入叶津(7:05)→登山口(7:17,7:25)→山神ノ杉(9:00)→平石山(10:07,10:25)→沼の平分岐(10:55)→すだれの上(11:18)→浅草岳(13:16,13:35)→すだれの上(14:23)→沼の平分岐(14:37)→平石山(15:05,15:20)→山神ノ杉(16:05)→登山口(17:10)→入叶津(17:30) |
■写真 |
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入叶津の集落から先は通行止 | 登山口 | カタクリがお花畑のように咲く |
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山神杉の分岐 | 石の祠が建つ | 山神ノ杉 |
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ショウジョウバカマ | ようやく平石山の尾根に出る | ブナ平の新緑がまぶしい |
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オオカメノキ | すだれの上 | スキーを担いで登る |
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雪原に出ると会津朝日岳が見 える |
山頂を目指して登る | キクザキイチゲ |
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田子倉湖が眼下に見える | 浅草岳山頂 | 山頂には一等三角点がある |
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2.5kmの快適な斜面が続く | ブナ林の中を滑る | ミヤマカタバミ |
■行動記録 |
前夜、只見町の浅草岳を目指して福島を発つ。あらかじめ町役場に確認したところ「雪崩と落石の危険があるため車両通行止になっていますので、入叶津から登山口までの1kmほどは歩いてください。」とのことだったので、入叶津のゲートの手前に車を駐めて駐車場にテントを張って仮眠をした。 朝食をすませ身支度をし、スキーと兼用靴を担いで歩き始める。登山口まで舗装路を進み、いよいよ登山道に入る。ここまで自転車で来た登山者もいた。砂防ダムのところの沢はスノーブリッジが架かっていて楽に越せた。いよいよ七折れの急登がはじまる。登山道の脇にはカタクリとイワウチワが群生している。 尾根に乗って標高700mあたりから雪が出てきた。山神ノ杉へ向かってトラバースしながら登っていく。ゆっくりペースだったので山神ノ杉に着いたのは9時になってしまった。平石山の急坂に取り付く。途中の急斜面には、まだまだ雪が残っていた。アイゼンを持ってこなかったので、時間をかけ慎重に登った。ひと汗絞られるころに平石山のブナ平の広い尾根に乗る。ブナの新緑が目にまぶしい。深呼吸をすると新鮮な空気が体に吹き込まれ生き返るようだ。ここで靴を履き替えスキーをつけて歩き始める。ブナ林の中を緩やかな尾根伝いに山頂を目指す。 雪が付いていたのは沼の平分岐までで、ここから「すだれの上」の少し先まで雪は消えていた。平石山の急斜面の残雪量があれほどあったのに、尾根には全く雪がついていない。考えてみれば、すでに5月下旬になっているのだから、当然かと思う。すだれの上で再びスキーをつけて山頂目指して歩き始める。雪は山頂手前の草原まで続いている。回りに遮るものはなく、会津朝日岳や燧が岳、県境稜線が一望できる。また、眼下には田子倉湖がその姿を見せる。すだれの上から2時間ほどで浅草岳の山頂に着いた。山頂には一等三角点があり、見晴らしは最高で越後三山も見える。しばし景色を楽しんだら、時間も遅いので下山にかかる。 先ほどスキーをデポしてきた草原まで戻り、スキーをつけて滑り始める。すだれの上までの2.5kmの大斜面を思い思いに滑る。せっかく担いできたスキーも、滑りはあっという間に終わってしまう。物足りなさを感じながら、ザックにスキーをくくりつけて平石山を目指す。雪があったらスキーを履かないと損をする気分で、沼の平分岐から平石山まで再びスキーを履く。ブナ林の最後の滑降を楽しんで、靴を履き替える。平石山からの下りはアイゼンが無いので慎重に足場を切りながら下って行く。山神ノ杉に着いたのが16時05分、予定よりも遅くなってしまった。急な雪面をトラバースして、しばらく下っていくと、ようやく雪のない登山道に出る。ここまでくれば安心と思ったのが甘かった。砂防ダムのある沢まで来ると登ってきたときにはあったスノーブリッジが、見事に崩落している。徒渉点を探して対岸に渡り登山道に戻る。 担いだスキーを木の枝に引っかからないように気をつけながら登山口に戻り、最後の舗装路を入叶津まで歩いて今日の山行を終える。もくろみよりも1時間半ほど多く時間がかかってしまった。アイゼンを装備に加えなかったことに反省をして帰路についた。(I.I) |
■概念図 |
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