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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3959
高曽根山 1443.2m三等三角点峰
山行種別 山スキー
こうぞねやま 地形図 桧原湖、熱塩


■山行期間 2007年3月21日
■コースタイム 福島(7:00)=蘭峠(9:00,9:20)→林道分岐(10:05,10:10)→林道終点(10:40)→尾根取付点(11:00)→高曽根山(12:15,12:40)→尾根取付点(13:06)→蘭峠(13:27,13:40)=福島(15:00)
■写真
蘭峠(あららぎとうげ)手前に車
を置いて歩き始める
林道を緩やかに登っていく 林道は小塩川に沿って奥まで
続いている
林道を歩いていると薄日がさし
てくる
ブナ林を登っていく 思ったより木々が混んでいない
見事なブナの斜面 山頂は360度の大パノラマ 山頂から桧原湖方面を望む
快適なブナの斜面 林道も良く滑る 桧原湖から高曽根山を望む

■行動記録
天候 曇り時々雪
 会津百名山に数えられている高曽根山を計画してみた。登山道が無く地元の山岳会の人に聞いてみたところ無雪期は藪がうるさくて駄目だとの話も聞いていたので積雪期にスキーで登ることにして、いつものI さんと福島を7時に出発する。行くときは裏磐梯から大塩温泉経由で昔は大塩峠線と呼ばれた林道で現在は村道を蘭峠(あららぎとうげ)まで行ってみた。
 時間は予定通り2時間で到着することができた。登山口となる峠の林道入口には会津若松市から来た単独の男性が身支度を整えている最中で、その方の後ろの道路脇に車を止めてこちらも出発準備にとりかかる。
 林道は小塩川に沿って緩やかに登って行く。途中林道のり面の雪の崩落さえ注意すれば雪崩の危険な箇所はなく、沢を何回か橋で渡って緩やかに登っていく。地形図では左岸に渡るとすぐ林道分岐の表示になっているが、左岸にわたりしばらく行ったところが林道の分岐になる。時々薄日も差す。
 小休止後、分岐点から左側の林道を行く、林道の勾配はいくぶん急になってくるが、たいした勾配ではない。いつしか林道の終点と思われるところに出る。先を進めるとちょっとした未立木地に出て尾根の末端で左右どっちへ行って良いのか悩むような地形になる。地形図からして右の沢と思われるので、右手に方向をとり北へ向かう。やがてカラマツ林になる。その先で沢から離れ、右の尾根に取り付く。ブナ林の台地状の尾根に乗ると行く手がはっきりする。
 ブナ林の登りは頂上近くまで続いていて、結構目を楽しませてくれる。尾根を登って行くと1250mあたりから登りがきつくなってくる。小さくジグザクを繰り返して登り、斜度が緩くなってくると山頂は近い。12時15分、歩き始めて3時間ほどで高曽根山の山頂に着く。
 山頂には立木が無く、360度のパノラマである。曇りではあるが、雲は1200mくらいから上で今日は遠望が良く、暖かいコーヒーを飲んで、頂上の景色を満喫する。数えてみたら39年振りの頂上である。高校の山岳部で小塩川を遡行して頂上に立って以来で、藪がうるさかったという記憶しか残っていない。シールを外しワックスを塗って下降を開始する。それぞれブナ林の中の滑降を楽しんで滑るが、あっという間に林道に着いてしまう。
 林道は緩斜面なので滑りはどうかと心配していたが、斜度も適当で、登ってきたトレースがあるので快調に滑る。林道の滑りも楽しんで、あっという間に車を置いておいた蘭峠に着く。帰路は桧原に出て、早稲沢経由で福島へ帰ったが距離的、時間的に往路と同じくらいであった。(S.O)

  
■概念図


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