Fukushima toukoukai Home page
吾妻川渓流探勝路〜百貫清水
山行種別  無雪期一般
あづまがわけいりゅうたんしょうろ〜ひゃっかんしみず 歩行距離 10.5km  累積標高 635m
トップ裏磐梯ハイク・登山>吾妻川渓流探勝路〜百貫清水

山行期間 2020年8月2日(日)
コースタイム 早稲沢・スポーツパーク桧原湖駐車場(9:22)→吾妻川渓流探勝路入口(9:30)→中間点・木橋(9:51)→金山沢徒渉点(10:14,10:17)→早稲沢登山口駐車場(10:20)→布滝(10:55,11:00)→百貫清水(11:34,11:57)→布滝分岐(12:27)→早稲沢登山口(12:56)→林道→早稲沢・スポーツパーク桧原湖駐車場(13:41)
写真
スポーツパーク桧原湖駐車場にある吾妻川渓流探勝路の標柱 グランドの脇を通って探勝路へ 最初は未舗装の林道を進む
吾妻川渓流探勝路入口の案内板、 スギの造林地 吾妻川の脇を歩く
苔むしたベンチ 対岸にはカントリーコースのあずまやが見える 砂防タム
探勝路はアップダウンを繰り返しながら奥へと進む 中間地点にある木橋で対岸(右岸)に渡る 渓谷沿いに道は付いている
吾妻川の流れ 金山沢まで来ると木橋が流出していた 早稲沢登山口に着く
トイレも整備されている早稲沢登山口駐車場 案内板 散策路は良く整備されている
ノリウツギ 布滝までの中間地点にある木橋 木橋を渡ったところにある中間地点の標柱
エゾアジサイ 葉からするとミヤマカラマツ? センジュガンビ
布滝、上部は15mほどだが階段状で全体で見ると50mほどはあるだろうか 百貫清水へは階段で急坂を登る ブナの自然林
百貫清水 帰路で木橋を渡る 早稲沢登山口の駐車場に戻った
コウゾリナ 林道に架かる金山沢橋 ウツボグサ
ノコンギク? 道路の真ん中にある大きな落石 林を抜けると舗装路に変わる
ツリフネソウ マツヨイグサ 県道米沢猪苗代線(スカイバレー)に出る

行動記録
 今日は吾妻川渓流探勝路を歩いてみようと出かけた。車は早稲沢のスポーツパーク桧原湖の駐車場に止めることができる。駐車場の脇に立つ「吾妻川渓流探勝路」の案内標柱が目印だ。スポーツパークには全天候型の立派にグラウンドとカントリーコースが整備されている。案内標柱に導かれてグラウンドの脇の道を進み作業道へと足を踏み入れる。左にクロスカントリーコースを分け、さらに進むと川沿いの探勝路入口がある。入口には「熊出没注意」と「この先木橋が流出したため通行できません」の看板が出ていた。ビジターセンターの情報も確かめていたのだが通行不能のメッセージは無かったので、木橋は流出していても徒渉は出来るだろうと思い歩き始める。
 探勝路は吾妻川に沿ってアップダウンしながら続いている。途中、小沢を渡ったり階段を登ったり変化もあって面白い。対岸にカントリーコースの四阿が見える。ちょうど中間地点で探勝路は左岸から右岸へと木橋で渡る。この木橋が流されていないとなると流されたのは金山沢の木橋だろうか。探勝路は沢のすぐ岸を通るところもあり増水時は通行できない場所もあるので注意が必要だ。水の流れる音を聞きながら歩くのは気持ちが良い。探勝路が間もなく終わりに近づくと金山沢と出合う。やっぱり木橋は流出して渡れない。水量はあったが飛び石で対岸に渡った。強引に林道までヤブ漕ぎしても抜けることもできそうだが、慣れない人はやらない方が良いだろう。すぐに早稲沢登山口の駐車場の所に出た。
 ここから布滝へと向かう。登山道は吾妻川に沿って右岸を進み、ほぼ中間地点にある木橋で左岸へ渡る。鬱蒼とした樹林帯の登りは急斜面もなく、ゆっくり歩いても40分ほどで布滝に着くことが出来る。布滝は上部は15mほどだが階段状になっていて全体を見ると50mほどはあるだろうか。40年前の遡行記録を見ると上部15m滝は2段で1段目はシャワークライミングで突破し2段目はあまりの水の冷たさに耐えきれず左岸へ逃げている。確かに集水面積の割に沢の水量は豊富で水温も低い。道の脇にはエゾアジサイやミヤマカラマツ、センジュガンビなどが花を付けていた。西大巓への登山道は布滝のところから続いている。
 布滝を写真に収めたら百貫清水まで足を延ばしてみる。標高差100mほどを一気に登るが、間伐材の階段は歩きにくい。大早稲沢山とのコルまで上がるとブナの林になる。倒木もあるが手つかずの原生林で見事なブナも多い。デコ平への水平道を左に分け、下って行くと百貫清水に着く。百貫清水は砂を巻き上げながらこんこんと水を湧き出している。この清水は小野川湧水群のひとつで環境省の名水百選にも選ばれている。ここで20分ほど休んでお昼ご飯をとった。今日の目的はここまでとしていたので引き返すことにする。
 布滝の分岐まで下り、吾妻川に沿って進むと1時間ほどで早稲沢登山口に着く。帰路は林道を歩いて早稲沢に戻ることにした。未舗装の林道は木々が日差しを遮ってくれた。途中落石で道路が塞がれていたが、辛うじて車が脇をすり抜けられる状態だった。樹林帯を抜け畑が出てくると道は舗装路に変わり強い日差しが容赦なく照りつける。県道米沢猪苗代線(スカイバレー)に出たらスポーツパーク桧原湖の駐車場はすぐである。行動時間はゆっくり歩いて4時間ちょっと。吾妻川渓流探勝路が通行できないのであれば、早稲沢登山口まで車を乗り入れ、デコ平湿原まで足を伸ばすのも良さそうだ。いずれにしても半日コースである。(和)

概念図
電子国土webで見る
トラック 往路=赤 復路=青

トップ

Copyright(C) 2020 福島登高会 All Rights Reserved.