トップページ//岩・氷/山スキー/ハイキング/雪山/入山データ/会紹介/東北雪崩講習会
Fukushimatoukoukai HomePage
No.3600
富士山 3775.6m二等三角点峰
山行種別 積雪期一般
ふじさん 地形図 富士山、天母山


■山行期間 2004年5月22日〜23日
■コースタイム 5月22日 福島(12:50)=富士宮口・新五合目(18:40)
5月23日 新五合目(5:30)→七合目・3010m(7:32)→八合目・3215m(8:20,8:37)→九合目・3460m(9:30)→富士山頂(11:35,11:40)→新五合目(15:00)
■写真
富士宮口・新五合目 七合目 八合目の小屋
九合目の萬年雪山荘 天候は雨から雪に変わる 山頂のドーム跡
山頂の二等三角点 富士山頂での記念撮影 富士山測候所

■行動記録
 今シーズン最後の滑り納めを富士山でしようと言うことになり、土曜日のお昼に福島を発って富士宮口の新五合目を目指す。東北自動車道を通り東名高速を御殿場で降り、買い出しをして新五合目には18時40分に着いた。買い物をしなければ5時間ほどでこれる。車の中で仮眠を取る。
 朝、目をさますと廻りは霧のため何も見えない。どうしたものかと思案したが、まずは登ってみることにした。出発準備をしていると、以前私たちの会にいて、今は東京に住んでいるMさんと顔を合わせた。懐かしくもあり互いに近況を報告し合う。Mさんは天候が悪いので中止して帰るとのことであった。
 私たちは身支度をし、スキーを担いで登りはじめる。登山口は山開きの日まで「入山禁止」の標識が付けられ、ゲートで封鎖されている。私たちはゲートの脇を通り抜け登山道を登っていく。
 新六合目の小屋の脇を抜け、黙々と高度を上げていく。ほんの少しだけ霧が晴れたので期待したが、再びガスが視界を遮ってしまった。それでも七合目、八合目とクリアーし山頂を目指す。八合目を過ぎると右側に雪渓を確認する。九合目からは、それまでの霧雨が雪に変わってしまった。九合五勺まできてスキーをデポして山頂を目指す。11時20分ようやく外輪に乗った。山頂のレーダードームまではもう少しである。強風にあおられながら15分ほど歩くと山頂のレーダードームの土台が見えてきた。いよいよ富士山測候所だ。吹雪の中で記念撮影をし、休むことなくすぐに下山かかる。
 スキーをデポしてきた九合五勺まで戻るが、相変わらず天候は悪い。雪の斜面はまるで見通しは利かず、雪の降る中を滑るのも危険なので、せっかくスキーを担いできたのだが安全を考えて、滑らないで下山することにした。
 腰に負担をかけすぎたのか、麻痺している左足にしびれを感じるようになってきた。K君がスキーを担いでくれると言ってくれたのに甘えてお願いしてしまった。八合目を過ぎると雪から雨に変わった。だんだん雨宿りがしたいほど雨足が強くなってきた。七合目、新六合目と高度を下げ、15時ちょうど、ようやく登山口の新五合目に着いた。9時間30分の行動だった。土砂降りの中で着替えをし、帰路についた。(I.I)

 
■概念図


トップページ//岩・氷/山スキー/ハイキング/雪山/入山データ/会紹介/東北雪崩講習会