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No.5618
剱岳 2997.1m三等三角点峰(剱岳 2999m)
山行種別 無雪期一般
つるぎだけ 地形図

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山行期間 2017年8月9日(水)〜11日(金)
コースタイム 8月9日  立山駅(8:20)=美女平(8:27,8:47)=室堂(9:37,9:56)→雷鳥沢キャンプ場(10:42)→別山乗越・剱御前小屋(12:34,13:05)→剱沢キャンプ場(13:42)
8月10日  剱沢キャンプ場(4:55)→剱沢小屋(6:03)→剱山荘(5:26)→一服剱(6:16)→前剱(7:26)→平蔵のコル(8:20)→剱岳(9:26,9:39)→平蔵のコル(10:30)→前剱(11:08)→一服剱(12:14)→剱山荘(12:41)→剱沢小屋(13:05)→剱沢キャンプ場(13:21,13:48)→剱御前小屋(14:49,14:56)→雷鳥沢キャンプ場(16:04)→雷鳥沢ヒュッテ(16:20)
8月11日  雷鳥沢ヒュッテ(6:12)→室堂(6:56,7:33)=美女平(8:25,8:30)=立山駅(8:37)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
雨が上がった立山駅 ケーブルカー乗り場改札口 ケーブルカーに乗り込んで美女平へ
室堂は雨の中 みくりが池温泉 雷鳥がお出迎え
霧雨の中の雷鳥荘 雷鳥沢ヒュッテ 雷鳥沢キャンプ場は雨で濡れていた
土砂降りとなった剱御前小屋 剱沢キャンプ場に着く頃には雨も上がった キャンプ場の管理棟
ガスが切れ始まった 夕方になって剱岳が顔を出した 翌朝剣山荘を通って剱岳を目指す
稜線から剣山荘と剱御前を振り返る 一服剱からの前剱 前剱頂上
前剱の門手前の岩峰は鉄のブリッジを渡り右上方へトラバース 前剱の門と呼ばれる鞍部 平蔵の頭基部を右方向に向かい7番目鎖場で巻く
平蔵のコル手前の岩鋒は平蔵谷側をトラバース、奥に見えるのがカニノタテバイ 剱岳山頂 剱岳の山頂にあるのは三等三角点
下山を始めるとガスが切れ別山と剱御前が見えた カニノヨコバイ手前で渋滞 チシマギキョウ?
カニノヨコバイが終わると梯子 剣山荘まで戻った 剱沢キャンプ場・テント撤収
ウサキギクが咲く 葉と斑からミヤマリンドウみたい 雷鳥沢キャンプ場
雷鳥沢ヒュッテ 室堂に戻る 立山駅に戻ってきた

行動記録
8月9日 雨のち曇り
 今年の北アルプスは梅雨明けしたものの思わしくない天候が続く。今回も前日からひどい雨だったが回復を信じて登ってみることにした。立山駅前の駐車場は満車状態だったが運良く秋ができたので止めることができた。身支度をして8時20分のケーブルカーに乗り込む。美女平からは室堂まで臨時バスで早めに移動できた。室堂ターミナルへは9時37分に着いた。登山計画書を提出し3階から外に出ると生憎の雨模様である。雨具は蒸れて暑いのだが、それよりも雨足の方が強いので諦めて雨具を着けることにした。
 みくりが池温泉の前ではライチョウがお出迎えしてくれた。エンマ台を通り雷鳥荘の前から雷鳥平へと下る。雷鳥沢キャンプ場までくるとシーズンだけあって平日だというのに沢山のテントが張ってある。称名川を渡る頃には雨は霧に変わったので雨具の上衣だけ脱いだ。当初の計画では新室堂乗越を経由して剱御前小屋のある別山乗越に行くつもりだったが、つい目の前の雷鳥沢の登山道に取り付いてしまった。気づいたが面倒なのでそのまま登る。どちらを行っても所要時間は同じであるが500mの標高差を一気に登ることになる。しばらく雷鳥沢の真っ直ぐの道をんだら、右手のハイマツ帯の尾根を登る。雨が降ったり止んだりの生憎の天候で何度が雨具を着け直す。別山乗越へ半分登ってきた辺りで登山道は左に向かい、雷鳥坂の最後のつづら折れを登ると剱御前小屋に着く。このころになると土砂降りの雨になった。ここで昨日の雨で早月尾根を諦め日帰りの立山三山縦走に変更した大○さんと出合う。雨を避けて30分ほど一緒に昼食休憩を取った。昼食を済ませ大○さんと分かれて今日の宿泊地である剱沢キャンプ場へと下る。小屋を出る頃には雨から霧に変わり、天候も回復し始める。キャンプ場に着いた時には雨はすっかりあがっていた。管理棟で受付を済ませテントを張って翌日に備える。夕方にはガスも切れ剱岳がきれいに姿を現した。
8月10日 晴れのち曇り
 持病の腰痛で調子が悪い。鎮痛剤を飲んで5時少し前に出発する。キャンプ場の管理棟から剱沢小屋へと下る。剱沢小屋から剣山荘へは一部雪渓をトラバースしながら進む。剱沢小屋まで約10分、剣山荘まで20分ほどかかった。空腹に鎮痛剤を飲んだためか食欲もなく調子が出ない。剣山荘の浦側から尾根の右側の斜面を登って行く。1番目鎖場を過ぎ、一服剱下の2番目鎖場を登ると一服剱に着く。50分もかかってしまった。前剱が行く手を阻むようにそびえている。ガスが切れているのでルートが確認できる。
 一服剱から武蔵のコルに下り、いよいよ前剱の登りにかかる。浮石の多い登山道で歩きづらい。大岩の3番目鎖場はルンゼになっているので恐怖感は無い。前剱大岩の脇を抜けても3番目鎖場が続く。岩稜に出たら右上方へ登る。次に4番目鎖場をトラバースしながら登り、傾斜の緩い岩の堆積した斜面を登ってから左側から前剱に上がる。一服剱から見た感じは立っているように見えた前剱だが、思ったより傾斜はきつくなかった。前剱から見る剱岳も素晴らしい。ルートも注意すると確認できる。ここからいよいよ核心部である。
 前剱から少し下ると前剱の門手前の岩峰が現れる。幅の狭い鉄のブリッジと5番目鎖場が見える。鉄のブリッジは両側が切れ落ちているので要注意。5番目鎖場のトラバースも切れ落ちているので緊張をしいられるが、鎖もしっかりしているし足場もあるので心配は無い。ここを越え6番目鎖場で平蔵谷側へ下降すると前剱の門のコルへ出てひと安心。ここから平蔵の頭への登りになるのだが、コルのところでクライミングのフル装備をした大学生が出発するところだった。まさか平蔵谷を登ってきたのだろうか?。
 ここで先行させてもらえば良かったのだが、その出で立ちに押されて後続に回ってしまったのが失敗だった。稜線を進み東大谷側に回り込むと平蔵の頭が見えてくるので基部を右方向に進み7番目鎖場で頭の右側を巻くように登る。先行パーティは鎖にカラビナをかけて登るのだが 慣れていないのだろうか一向に進まない。渋滞に巻き込まれたようだ。平蔵の頭を巻き上がると次は鎖場の下りである。慎重に下る。
 次に平蔵のコル手前の岩峰右の8番目鎖場をトラバースし、垂直方向に登ってから少しトラバースすると平蔵のコルに出る。いよいよ9番目鎖場カニノタテバイである。ここでも先行パーティが登るのをしばし待つことになる。中間部は傾斜も緩く鎖もあるので特に心配は無い。恐怖を感じるようであれば簡易ハーネスを作り大きなカラビナ2枚を交互に鎖にかければスムーズに移動できる。最後に右にトラバースすると核心部は終わりである。ルンゼを登り岩場を抜けると剱岳の山頂部が見えてくる。下山ルートと合流したら左手のルンゼ状の岩場に向う。登り切ると早月尾根との合流点の標識がある。山頂はもうすくだ。
 9時26分、平蔵のコルから1時間以上かかって剱岳の山頂に到着した。残念だが到着時には山頂部だけガスがかかり展望は得られなかった。それでも風も無く穏やかで10分ほど休憩を取った。山頂から下山ルートの指示に従って下降を開始する。下山を始めるとガスが切れ別山と剱御前が見え始まる。迫力ある眺めだ。10番目鎖場のカニノヨコバイ手前で渋滞となる。先行パーティに続いて鎖場のトラバースルートに入る。スタンスもあって特に問題無く通過する。次にステンレス製の梯子のところで先行パーティの下降を待つ。梯子を下り岩の間を下って行くとトイレのある平蔵のコルに着く。ここまで山頂から50分ほど、先行パーティがいるとどうしても時間はかかるようだ。
 平蔵のコルから11番目鎖場で下降し、平蔵の頭の基部までトラバースする。12番目鎖場で平蔵の頭へ登る。先ほどの登りルートとは異なり、下降ルートは頭まで登ることになる。頭からの下降は岩の間を下って行く。鎖もあるので安心して降りられる。一旦登りルートと道を合わせ、次に下山ルートは尾根の右側(東大谷側)をトラバースするように進む。東大谷側は傾斜も緩くのんびりと歩ける。展望台からは登りルートと道を合わせ前剱の門まで下って行く。
 前剱の門から前剱の手前の岩峰へ13番目鎖場を登る。登りルートとは異なり13番目鎖場を登り切ると尾根の右側をトラバースして進む。帰りは鉄のブリッジ5番目鎖場は通らない。トラバース道は前剱のピークの少し下で登ってきた時の登山道と合わさった。もう一度前剱のピークに立っても良いが、前剱の下りも気を抜けないので下山を急ぐ。ガレ場の下りは神経を使う。体調が悪く食べ物も喉を通らないので、疲労感が半端無い。3番目鎖場で長い岩場を下り、前剱大岩の脇を通り更に下る。武蔵のコルを過ぎ一服剱に戻ったのが12時14分、前剱から1時間以上掛かってしまった。
 一服剱からは剣山荘をめがけて下る。2番目鎖場を降り、途中の1番目鎖場を下るが特に危険な場所はないので気持ちもいくぶん楽である。剱沢小屋までは下りなので良かったが、剱沢キャンプ場までの登り返しがきつかった。剱沢小屋からテント場まで15分もかかってしまった。計画では剱沢キャンプ場でもう1泊の予定だったが、できれば雷鳥沢キャンプ場まで早めに下ろうと言うことになり、剣山荘から佐○さんに先行してもらいテントを撤収してもらうことにした。
 剱沢キャンプ場で25分ほど休憩し、雷鳥沢ヒュッテの予約も取れたので、パッキングをし直して剱御前小屋の別山乗越へと登り返す。バテて力が入らず一向に別山乗越に着かない。1時間もかけてようやく剱御前小屋に辿り着いた。雷鳥坂の下りもいい加減飽きてきたころ、雷鳥沢キャンプ場に着いた。お風呂と食事が待っている雷鳥沢ヒュッテはもうすくである。大部屋は貸切で風呂に入って疲れた身体を温める。夜半になって土砂降りの雨になった。小屋泊まりにして正解か。
8月11日 霧
 雷鳥沢ヒュッテで6時少し前に朝食にしてもらい身支度をして室堂ターミナルへ向かう。小屋を出ても周りはガスに覆われ見通しはない。のんびりと45分ほどかけて室堂ターミナルに戻ると臨時バスがでると言う。定期便より30分ほど早くバスに乗り込み美女平からケーブルで立山駅には8時37分に着いた。福島には明るいうちに戻ることができた。(I.I)

概念図
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トラック 1日目=赤 2日目=青 3日目=緑


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